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Create the Life

暮らしをクリエイト。
心を揺さぶる人、場所、物。

何処か懐かしく、温かく、そして新しい。
そんなデザインに出逢うときがある。
その街、そこに暮らす人たちのヒストリーと
その時代の近代的な文化が上手に融合しながら
「今」を体現しているからだろうか。
このコンテンツでは、街で出逢ったこうしたデザインを、
人、場所、物にスポットを当てて、
「どのようにして生まれたのか?」を考えていきます。

老舗銭湯「黄金湯」のリニューアル 地域社会の温もりを今、そして未来へと繋ぐ

GLOCAL SENTO

錦糸町の老舗銭湯「黄金湯」が、2020年に大幅リニューアル。

誰もが自宅にお風呂を持たない時代より、銭湯は地域の人々にとって欠かせないコミュニティの場であった。
世代を超えて多くの人々が集い、同じ湯に入り、会話を弾ませる。それが日常の何げない風景となっていたのである。
東京墨田区の錦糸町駅近く、黄金湯もまた、そうした歴史と伝統のある銭湯の一つ。90年近くという長きにわたり、地元の人々に愛され続けてきた。
そんな黄金湯が、多くの著名なクリエイター陣の手により、2020年に革新的なリニューアルを行った。
打ち放しのコンクリートに、DJブースやビアバーを備えたカウンター式のフロントなど、これまでの銭湯とは一線を画した新たなコミュニティの魅力に迫った。

黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ

創業90年以上を数える黄金湯は、目と鼻の先で営まれている大黒湯の姉妹店でもある。黄金湯の元オーナーが高齢によって引退するのを機に、大黒湯のオーナーであった新保夫妻がその経営を引き継いだ。しかし黄金湯は設備の老朽化が著しく、そのままでは営業の継続が困難だと判断し、大規模な改装を考えたという。改装の大きなポイントは、第一線で活躍するクリエイター陣とのコラボレーションである。地元で活躍するアーティスト、「ヒロコレッジ(HIROCOLEDGE)」の高橋理子さんに改装について相談したところ、興味を持ってもらい、総合的なデザインの監修をしていただくことに。そして高橋さんの紹介で、スキーマ建築計画の長坂常さんに建築設計を依頼することにもなった。さらに、暖簾のデザインをアーティストの田中偉一郎さんが、お風呂の壁画を漫画家のほしよりこさんが担当。結果として、これまでにない贅沢な憩いのコミュニティが誕生することとなった。ガラス張りの引き戸を開けると、そこはDJブースも設けたバーカウンター兼フロント。ビールサーバーが備え付けてあり、お風呂上がりにはここでクラフトビールを堪能することもできる。靴を預けるのは、昔ながらの木札の靴箱。木札の裏にはリニューアル時にクラウドファンディングで支援をしてくれた方々の名前が刻まれている。脱衣場に掲げられた田中偉一郎さんデザインの暖簾は、「お〜〜〜〜」という波を打ったような文字が目に飛び込んでくる。実は最後に「い」の文字もあり、男湯と女湯とで「お〜い」と声を掛け合う古き良きシチュエーションをモチーフとしているという。もともと大黒湯では、お客さんが持ち寄ったレコードをかける習慣やレコード市があり、その進化系として設けられたのがDJブースだ。実際に著名なDJを招くことも検討しているという。

image photo

地域に密着しながら、広域のお客様にも楽しんでもらいたい「GLOCAL SENTO」へ。

リニューアルによって黄金湯が目指したのが、「GLOCAL SENTO」だ。
地域の人々はもちろん、墨田区以外の人々にも、さらには外国人に至るまで多くの人に楽しんでもらいたい──そうした想いから生まれた、“LOCAL”と“GLOBAL”の造語である。
小さな子どもから熱湯好きまで、誰でも入れるように温度の異なる3種の湯船を用意したことからも、多様性の尊重を感じ取ることができる。
そして、近年人気の高まるサウナカルチャーに応えるべく、リニューアル前にはなかったサウナも併設することに。
毎週水曜日は、男湯と女湯を入れ替えるため、いつもと違った雰囲気を楽しむのも醍醐味だ。

黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ

浴室壁の背景画は、「きょうの猫村さん」などの漫画で知られる漫画家 ほしよりこさんの直筆によるもの。
黄金湯で育った男の子が、やがて大人になって新しい家族とともに黄金湯に訪れるという絵巻物風の物語が描かれている。
絵は男湯と女湯につながっているため、片方からは全貌を把握することはできない。
湯船は、熱湯・中温湯・低温炭酸泉と3つの温度を用意。地下から汲み上げた水は
電気分解によって肌に優しい軟水へと変化させている。
ヒバで作られた男湯のサウナは、麦飯石に自動的に水をかけて水蒸気を発生させるオートロウリュ付。
水深90cmの水風呂で「整った」あとは、外気浴スペースで体を休めることもできる。
国産ヒノキで作られた女湯のサウナは、自分の手で石に水をかけるセルフロウリュタイプ。
週に一度、水曜日は男湯と女湯が入れ替わる日。この日だけは、男女それぞれ異なるサウナを体験できるほか、
片方からは全貌が把握できなかった浴室壁の背景画の、もう片方の絵物語を目にすることができる。

次の世代に残すために、これからも「幸せの空間」を提供するコミュニティであること。

黄金湯イメージ
黄金湯イメージ
黄金湯イメージ

お湯に浸かって1日の疲れを癒し、幸せな気持ちで家路に着いてもらいたい」そう語るのは、オーナーの新保夫妻。その言葉には、「幸せ空間」の提供という経営理念が込められている。「各家庭にお風呂がまだなかった時代、銭湯は地元の人々が集うコミュニティとしての役割があったため、『広告を出すなら銭湯かデパート』と言われていたそうです。そして現在、お風呂が家庭に普及し、かつてのようなコミュニティとしての役割は失われつつあります。そんな今だからこそ、人との繋がりを感じられるような場所としての銭湯の魅力を伝えていけたらいいですね」(新保夫妻)。
一方、コロナの影響により改装工事が遅れ、その費用を賄うために実施したクラウドファンディングでは、1000人以上の支援者から約659万円が寄せられた。期待値の高さが如実に表れている。リニューアル前、レコードの音楽を流していたところ、世代を超えた会話が生まれたことがあったという。その経験を活かしてつくられたDJブースもバーカウンターも、人と人とが繋がるコミュニティの象徴といえるだろう。今後はドミトリータイプの宿泊施設や、飲食スペースなどもオープンを控えているという。飲食スペースでは、石に水をかけて水蒸気を発生させる工夫を盛り込んだ「ロウリュコーヒー」や、生姜を使った「ジンジャーカレー」なども提供が予定されている。「今後、街の観光と黄金湯とを両方楽しんでもらえるようになるといいですね」そう語り、街としての熱気の高まりにも期待する新保夫妻。コミュニティとしての黄金湯のさらなる進化・発展に、これからも目が離せないだろう。

オーナーの新保夫妻
黄金湯イメージ
営業時間
平日・日曜・祝日 : 10:00-24:30
土曜日 : 15:00-24:30
定休日 : 第二・第四月曜日
※水曜のみ男女入れ替え日
住所
〒130-0012 東京都墨田区太平4丁目14−6 金澤マンション 1F
JR錦糸町駅(北口)より徒歩6分
※駐輪場はありますが、駐車場はございません。
詳しくはホームページをご覧ください
https://koganeyu.com/
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